人工知能(AI)は全能か
近年、コンピューターの技術が格段に進歩して人類の暮らしに多大な影響を
与えはじめている。
その一つが人工知能である。
今やあらゆる業種に組み込まれはじめ、感情を伴わない判断はすべてAI
に任せる風潮になってきている。
果たして人工知能が人類の暮らしに将来格段の進歩をもたらすのでしょうか。
確かに、最近、人工知能に仕事がとって変わられている業種が増えてきている。
通販のおすすめ機能、ホテルの受け付け業務、などである。
物販の分野では接客を伴う仕事にはまだ無理だと思う。
お客様の要望を細かく読み取るのは無理だと思う。
将棋の分野でも人工知能との対決で人間が敗退する場面が出てきている。
そういうデータを分析して最適な手段を導き出すのは人工知能の
最も得意分野である。
それでは人工知能にできない、無理がある仕事はなにがあるでしょうか。
通訳という仕事も近い将来なくなる。
人工知能は、正解率は99%ですので、ミスが許されない分野では、これから各段に
広がっていくと思われる。
ただ、過去のデータに囚われない、全く新しい発想は、人工知能にはできない。
その部分は、まだまだ人間に軍配が上がる。
今後、学生たちの就職活動も変わってくるだろう。
人工知能に任せる分野と、人間が介入しなければ成し遂げられない分野の棲み分けが、より一層明確になってくる。
音楽の分野でも、人工知能での作曲なども多分出てくるだろう。
心を揺さぶる、いわゆる情に訴える作品。
ただ、人の感情は人工知能に作り出せるのだろうか。
今後のAIの進化が楽しみだ。