日本人の近所付き合い
日本では、ご近所との付き合いが大切だ。
何かあった時、何かと頼りになるには、遠い親戚より近くの他人だ。
それでは、ご近所の方とは、どれ程の付き合いを日頃からした方が良いのだろうか。
結論は、深く関わらず浅く付き合い、何かあったら協力するというスタンスで良い。
確かに、深く付き合った方が、色々な地域の悩みや家族の悩みも相談でき、
心強い味方になってくれるだろう。
しかし、それはあくまでも、お互いに性格が合った場合で、概ね最初はうまくいく。
しかし、段々と、色々な細部の家庭の違いが、明らかになるにつれ、
気まずくなっていくパターンが多い。
なぜならば、家の収入の違い、子供の進学の違い、生まれ故郷の違い、休日の過ご
し方の違い、など。
言い出せばキリがないほど、他人とは違いが多い。
それらを、上手に気にせず付き合うには相当のストレスになるからだ。
また、あまりにも深い付き合いになると、日頃から気になってしまい、自分の家族
に疎かになる危険性がある。
やはり、浅い付き合いをすすめる。
ただ日頃からの、程よいコミュニケーションは、家族全員で意識した方がいい。
例えば、地区清掃は基本全員参加だ。
仕事の関係で参加できない夫がいる家庭は、日頃から夫の職業が土日出勤がある状
況を、近所の方に、何気なく話していれば、気まずくはならない。
子供同士が、気まずくなると、親同士も気まずくなる場合もある。
また、地区のリーダー格に人になる人は、活動に非参加の人にも心配りをしてほしい。
参加できない理由があることを理解して欲しい。
日頃、家にいてくれるのは、妻なので夫は、妻と同じレベルまでとは言わないが、
浅くてもいいので、ちゃんと付近の夫方とコミュニケーションはとるべき。
よって、近所の方とは、深くならない程度に浅く付き合うことが、その地域で
気持ちよく、永く暮らすためのコツ。