遠隔で初詣
コロナ禍の昨今、イベントに行きたくても行けない人向けの
新種のサービスが台頭している。
いくつか紹介しよう。
お墓参りに行けない人のため、お墓詣り代行サービス。
初詣に行けない人のため、オンライン参拝サービス。
また、旅行に行けないためオンラインバス旅行もある。
これは参加者が、あらかじめ旅行会社から送られてきたおつまみや
お酒を手元に置き、バスガイドの音声と共に画像の風景を
楽しむという企画である。
家に閉じこもりがちでストレスを抱えた人にとっては、嬉しいサービス
かもしれない。
毎月、旅行に行っていた高齢者の方たちにとっても、体の負担が軽くて
いいかもしれない。
ただ、その土地特有の空気や雰囲気に触れることができないという
デメリットはあるが。
しかし、オンライン参拝だけは、私は理解できない。
何故なら、神社仏閣には、そこに行って手を合わせて初めて御利益があるのではないか。
神様、仏様は、そんな簡略化された参拝でも、許してくれるのだろうか。
よっぽど、家の仏壇に手を合わせた方が、御利益があるはず。
お賽銭や、鈴の音をいくらリアルっぽく演出しても、それは作られた現象
なので、効き目は多分無いだろう。
おみくじも、送られてくる間に、効能も落ちてしまう。
年始の初詣だけは、三密に気をつけ、3が日以外でも実際に足を
神社に運ぶべき。