お客様は神様か
昨今、消費が落ち込んできているせいか、顧客第一主義が
広まっている。
減少する客数を少しでも戻そうと、客の意見をきく風潮だ。
ただ、そういった風潮を利用して、理不尽なクレームを平気で言う
いわゆるモンスタークレーマーが増えてきている。
そういった客は、ぜひ店に来店して欲しくない。
何故なら、その店に対しての客からの期待の現れなら許されるのだが、あまりにも
理不尽なクレームだと、店の損失も大きく、ダメージも計り知れない。
その客に対する労力や時間が、店にとって大きな損失となるからだ。
例えば、セール価格のPOPが付いていた商品を買ったところ、店側のミスで実際の
購入価格が高かったことがある。
そのことに対して迷惑を被った客は、店側の詐欺だと主張する場合がある。
その誤ったPOPが付いていた期間に、本来の価格以上の金額を得ていたという
言い分だ。
そういった、店側のミスをついてくるクレームは多々ある。
ただ、この場合は、店側がセール価格のPOPを早くつけてしまったと
いう価格設定ミスではなくPOP添付時期のミスだ。
あまりにも客に不信感を与える価格の変更は、クレームを受けても
店側は反省しなければならないが、この場合は、客にそこまで指摘される
ほどのミスではなく、逆に名誉毀損の疑いがあるのではないか。
店側は、その商品の価格設定のカラクリを客に説明をする義務はなく
客は、その価格に納得しなければ購入を見送ればいいだけの話である。
価格設定に、しっかりとした戦略がなければ、自然と客離れが増大し
やがて店は閉店に追い込まれるだろう。
それだけ、店側は価格に責任を持たねばならない。
客に価格設定ミスをつけ込まれる隙を、見せない努力が今後店側にも
必要だ。
そうすることによって、徐々にモンスタークレーマーも減っていくはず。