地方の独特な風習
日本国内で色々な地方に暮らしてみると、その地方特有の習慣に
触れることがある。
例えば、町で霊柩車を見かけた時の対応。
親指を隠す。
これは、不幸が家族に及ぼさないようにという意味だろうか。
合掌する。
これは普通の常識的な対応だ。
季節ごとのイベントや伝統的な行事にも、その地方特有の習慣があるだろう。
お正月の過ごし方では、元旦の夕食はすき焼きを食べるとか、鍋料理にするとか
色々ある。
お盆や、お墓参りに関する行事。
ひな祭り、五月人形を飾る行事。
恵方巻きを食べる時に決まった方角を向く習慣。
北から南へ細長い日本列島であるから、その地方の特色も
北と南で大いに違いがあるのは、当たり前だ。
なかには、マスコミや世間の風潮に流されてしまっている習慣も
あるだろう。
どうしても、その地方独特の習慣が肌にに合わなければ住まなければいい。
その家族が長年行ってきた習慣や風習は、それが家族の平安を維持する目的も
あるはず。
結婚後に、夫婦で違った習慣に初めて気づくのも楽しい。
いきなりその習慣を中止すると不幸が訪れるという迷信まであるが、
それはいき過ぎた考え方だろう。
たまに、その地方の習慣を批判する人を見かける。
悪気はないが、自分が知らなかっただけで、その習慣を拒絶するのは
おかしい。
郷に入れば郷に従えという気持ちが必要。
逆に、そういった多様性を楽しむ心の余裕が欲しい。