瀬津佐 拓馬 オフィシャルブログ

日頃感じる思いを素直に綴ってます。

苦手なものは嫌いか

好き嫌いは、人の嗜好に起因する習性なので、他人が

 

理解するのは困難だ。

 

他人を理解しようとするから、多大なストレスを抱えてしまう。

f:id:madmak2:20211223232515j:plain

 

あらかじめ、嗜好の多様性や特殊性を理解していれば、他人の

 

行動を許せる大きな心を持てるようになる。

 

この好き嫌いの分野で、不思議な現象がある。

 

それは、自分が苦手なことを嫌う現象だ。

 

例をあげれば、カラオケが苦手な人は、カラオケのデメリットや

 

自分が嫌いな理由を多く語る。

 

密室で空気が悪いとか、人の下手な歌を我慢して聞かなければならない

 

とか。

 

嫌いと苦手なことに対する意識は、全く違うが似た部分も多くある。

 

やはり、人は自分を正当化したい、間違ってないという意識が

 

強いのだろう。

 

人に同意して欲しいという気持ちもあるだろう。

 

ちょっと悲しい習性かもしれない。

 

イソップの話で、高くて、取れないブドウに対して、

 

「あのブドウは不味い」と言い訳する話の本質と似ている。

 

苦手なことを批判するのは、簡単で、いくらでもあげることができる。

 

ただ、その言動は他人を深く傷つける場合があるので注意してほしい。

 

冒頭に書いたように、それは嗜好の違いで、その対象に落ち度はないからで

 

ある。

 

よって、人間の習性は、苦手なことを嫌う傾向があり、それを理解した上で

 

日頃から人とうまく付き合うことを推奨する。