スポーツで抗議活動は?
あるプロテニスプレーヤーがテニスの大会で反差別抗議として黒人の名前入りのマスクを着用したことが大きな話題になている。
全世界に放映されたのだから、かなりの影響力があった。
では本当に世界中の人全てが彼女の行動に共感したのであろうか。
確かにテレビというメディアを利用した彼女の行動は最も反響のある抗議だ。
しかし私はなぜか違和感を抱いた。
なぜならオリンピックと同じでスポーツの祭典では人種も国も関係なく、純粋にスポーツで競うという暗黙のルールがあるからである。
その競技の中での行動という点で私は彼女の行動に違和感を感じた。
差別を肌で常に感じでいるアメリカや諸外国の人々と比べ、日本人にはその感覚はわからないと思う。
移民国家アメリカの根底にある差別主義の問題は今後も続く。
日本人は頭で理解しても所詮海外の話題という認識かも知れない。
日本は比較的差別が少ない国と言える。
ただ彼女の勇気ある行動には称賛したい。
誰でもできる行動ではない。
彼女の生い立ちも影響してまたファンが増えたかも知れない。
よって彼女のこの行動は100パーセント共感できず違和感も抱いた行動だった。