ブランドの意味
近年、日本ではユニクロの台頭でファンションブランドの衰退がすすんでいる。
ファッションは個人の嗜好的な部分が多く、これはあくまでも私自身の個人的な見
解である。
ファッションブランドが、今後生き残っていくためには、その個性を伸ばしつつも
アウトレット市場との上手い共存が必要不可欠だ。
確かに、アウトレットに対して否定的な意見をする人も多い。
イメージ低下だ、ブランドの価値を落としているという意見もある。
しかし、アパレル業界では在庫処分という問題が、必ず発生している。
生産した製品が100%消化することは、ほぼ不可能。
それを、イメージを落とさない販売方法でいかに処分するかが、企業の存続に
深く関わっている。
それゆえに、生まれてきたのが、アウトレット市場だ。
今のこのアウトレットの販売方法は、そこまでブランドの価値低下を招いてはいな
い。
そのブランドのファンも、離れることはないだろう。
よっぽど、デパートのセール会場で販売されるよりは、イメージ保護には上手い販
売方法だ。
合わせて、企業は、よりブランドの個性を伸ばす努力が必要だ。
アンチユニクロも存在するのだから、持っているブランドの個性をより伸ばすこと
が、ファンを引き止める唯一の手段だ。
よって、ブランドの個性を伸ばしつつ、アウトレット市場とうまく、付き合ってい
くことが、ファッションブランド存続の唯一の方法だ。