オンライン診療の是非
病院での初診が今流行りのオンライン診療解禁になる動きがある。
それでは、この風潮は、このまま拡散していって良いのだろうか。
私は、時期尚早だと考える。
確かに、手軽にでき、コロナ感染のリスクも削減でき、患者の移動の手間も省け、
メリットが多い。
しかし、はじめるにあたって、色々な準備や予想できるマイナス面をクリアしなければならない。
なぜならば、まず双方のオンライン機器のセッティングの準備が必要だからだ。
経費もかかるし、機器のトラブルにも備えなければならない。
例えば、診療途中で、停電などトラブルが起こった時の対処方法など
決まっているのか。
経費不足で、実施できない施設もあるだろう。
また、意思疎通が上手くできるか、画面越しでは限度がある。
患者の細かい部分の問診ができない可能性もある。
オンラインに不慣れな患者が正確に予約が取れるのか。
時間的制約がある中で、正確な診療ができるのか。
外科などは問診よりも、患部の詳細な状況把握が大切なので、オンライン診療には
向かない。
患者の顔色など重要な部分のリアルとの差が、診察に悪影響を及ぼさないだろうか。
やはり、まずは高齢者にも利用しやすくするシステムが出来てから開始すべき。
よって、これらの理由により、オンライン診療解禁が時期尚早と私は考える。