大量生産と大量消費
昭和時代に流行った言葉に大量生産、大量消費がある。
一体、なぜこのような言葉が流行ったのだろうか。
確かに、大量生産で商品はボリュームディスカウントになり安くなる。
それを大衆は喜び飛びつく。
そして大量に売れ、また企業は大量に生産する。
そのサイクルで、社会は回っていた時代だった。
しかし、それでは何も商品に個性は認められないだろう。
買い物を楽しむことができない。
飽きられ、直ぐに物あまりになり、中古品市場に新品が溢れてしまう。
なぜなら、皆と同じものを買う、着るということが美化されていた時代だったからだ。
今は個性の時代。
アメリカは今も大量生産、大量消費だ。
スーパーマーケットには同じ商品が大量陳列されている。
メリットは選択に迷わないことくらい。
ユニクロみたいにベーシックだが品質良く飽きが来ない服がいい。
生産の現場は楽だが成長はない。
その時代の新入社員の性格にも現れている。
没個性と言われている。
食品、衣料品に特に見られた現象である。
よって、大量生産、大量消費はメリットもあったが、今の時代にはマッチしないだろう。