友人は何人必要?
たまに、友人の数で人間性を判断する人がいる。
多い方が、人として優れている。
多い方が、人間性に溢れていると。
人間性の判断基準を友人の数に求める人がいる。
それでは、友人は多い方がいいのだろうか。
友人が多い方が、その人は幸せなのだろうか。
確かに、見た目、友人数が多い人は社交性に富み、明るい性格で、誰とでも友達に
なれる気さくな人柄だ。
しかし、このような人全てが、その人の幸せに繋がっているのだろうか。
なぜなら、幸せの定義は人それぞれ違うからだ。
当たり前の話だ。
一人が好きな人、大勢でいるのが好きな人。
会話が好きな人、考えるのが好きな人、幸せの定義は、人が他人に押し付けるべき
ものではない。
友人が多いとデメリットも多い。
付き合いが広く浅くなり、自然と悪気なく応対がシンプルになってしまう。
応対する人が多いので、なるべく浅く付き合わないと、色々と歪が出始める。
心からなんでも本心で話せるのが、私にとっての友人だ。
友人は探すものでも、作るものでもない。
自然とできるもの、気がついたらそばにいて、自然に会話ができる人が理想だ。
それは、その人の属性ではない。
妻でも、親兄弟でも、子供でも、会社の仲のいい同期でもない。
自然と集まってくるもの。
例えば、ペットが友人という人もいる。
それは、友人に求めるのが聞いてくれる相手であって欲しいというだけ。
相手が、こんな話をしたらどう思うかなど心配するような人は友人ではない。
ストレートに感情をぶつけられる人がいい。
そのためには、お互いが偏った思考を持ってはいけない。
気を使い相手に壁を作ってしまうと、身構えてしまいお互い良好な関係は継続でき
ない。
よって、友人は数ではなく質で判断すべきで、単純に友人の数で人を
判断することには、反対だ。