デジタル教科書のメリット
近年、デジタル教科書を使用する小中学校が増加している。
I教育の分野でも、IT革命が起こるのも当然の流れである。
それでは、この風潮のデメリットは何だろう。
確かに、今後社会での活躍が期待される子供たちにとっては、学校で
デジタル機器に触れる事は、とても良いことだ。
触れることによって興味も増し、ずっと紙媒体を利用している。
子供との差は歴然としてくる。
しかし、まだ日本語の読み書きがあやふやな小学生にこのような
機器を与えるには、時期尚早である。
なぜなら、機器の操作方法は理解が進んでも、肝心の日本語の
理解が追いついて行かなければ、デジタルの利点を享受するのに
足枷となってしまう。
日本語の読み書きの習得と同時にデジタルの恩恵を勉強すると
頭は多分混乱するはず。
小学生に英語を習得させるデメリットと似ている。
この場合は、頭の中が日本語と英語の二か国語を理解しようとして
も混乱してしまい、両方とも中途半端になってしまう。
この状況と似ている。
ある程度、日本語の読み書きや文法を理解している中学生から
デジタル教科書を使用して方が、その後の習得の速度も違うはず。
大人は、何でも早く子供に社会の習慣を触れさせようとするが
子供の頭や精神の成長度合いを考慮すべき。
小学生時代には、その頃でなければ経験できない貴重な体験を
過ごす時間が必要。
それが精神形成に多大な影響を及ぼす。
よって、デジタル教科書の使用は、子供の成長度合いを見てから
使用するべき。