ハロインで盛り上がる日本人
近年、ハロウインパーティが日本で盛り上がっている。
公共の場で、騒ぎを起こし人に迷惑をかけることを除けば
何も悪いことではない。
若者がコスプレに興味を持ち、普段と違うキャラクターに
変身し仲間と楽しむことに異論はない。
ただ、毎年、この光景を見るたび違和感を覚えるのは何故だろう。
確かに、日本人は海外のイベントの楽しい要素をうまく取り入れ
自分たちが、やりやすいようにアレンジし、こじんまり盛り上がることに
長けている。
例えば、クリスマスパーティーなど、いい例だ。
本来、クリスチャンのイベントだが、日本人はその時期になると
皆んな自分の宗教観を忘れ、大いに盛り上がる。
しかし、全て既成のイベントだなと感じる。
何故ならば、そこにオリジナリティが微塵も感じられないからだ。
時代の流行に流されている。
もっと、自分たちの好きなように行動すべき。
そこに意思がなく、人に誘われるままに、作られたブームに乗ってしまう
悪い癖が日本人にはある。
ただ、海外のように騒ぎが大きくなり暴動にまでになる例は少ない。
日本人の本来大人しい分別ある性格は、他国も見習って欲しい。
逆に、日本にある伝統行事が徐々に姿を消していくのは寂しい。
子供の成長を祝う儀式や、家族の平安を望む儀式、などはいつまでも
継承すべき。
そのためには、今の大人がちゃんとイベントの意味や目的を子供達に
説明すべき。
よって、ハロウインよりも本来の日本独自のイベントに、もっと国民全てが真剣に
関心を持ってほしい