瀬津佐 拓馬 オフィシャルブログ

日頃感じる思いを素直に綴ってます。

文系理系の意味

近年、進学時の文系理系の区別が曖昧になり、別の呼称を推奨する

 

動きがある。

 

それでは、高校2年生手前から選択を迫られる、この進学進路決定の

 

意味はどこにあるのだろう。

 

文系は学問的商業的、理系は研究者的など、イメージだけが先行している。

 

これだけ、多種多様な職種がある現代、通用しなくなっている。

 

大人は、ちゃんとこの進路選択の意味合いを、高校生に教えているだろうか。

 

たしかに、この時期に進路を決定しなければ、専門分野の勉学に時間的

 

制約がかかるし、将来自分がどういう生き方をするかを、模索する良い機会

 

である。

 

しかし、年齢的に早すぎないだろうか。

 

なぜなら、この時期に自分が文系理系かどうかの判断が、できるのだろうか。

 

数学が得意不得意ぐらいしか、この時期で判明しない。

 

それを、判断基準にして良いのだろうか。

 

ある分野に特化して勉強し、将来、この専門分野も研究者になり、社会に貢献したいという、志を持つ若者は、どれだけ存在するだろうか。

 

もう少し、世の中や社会の仕組み、資本主義世界の成功失敗を勉強してからでは、

 

遅いのだろうか。

 

早急なこの時期の判断が、将来取り返しのつかない判断には、なって欲しくない。

 

それを、修正できる社会になって欲しい。

 

若者の可能性は無限である故に、それを無理に狭めている。

 

海外では、どうだろうか。

 

大人になってから、これが本当はやりたかった事と嘆く人がいる。

 

それは自分の責任だが、それを救済できるタイミングを若い年齢から

 

作ってあげて欲しい。

 

よって、文系理系の進路選択方法は、今後再考の余地あり。

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